現在、ガーデニングを楽しむ人が増えています。しかし、なぜこれほどまでたくさんの人たちを魅了してやまないのでしょうか? ガーデナーでもある、園芸店「La terre×Royal Gardener’s Club」のスタッフさんたちの発言から、ガーデニングの魅力と醍醐味に迫ります。
毎日がちょっと特別に変わる
ガーデニングのある暮らし
「緑が目に入るようになり、お家でよりリラックスできるようになりました」
「都会に住んでいると感じることが少なかった、季節の移り変わりを感じられるようになりました」
「お手入れのために早起きするようになり、健やかな生活習慣が身につきました」
「コロナ禍でおうち時間が増えたこともあって、お日様の光を浴びたり花の香りに包まれるお手入れの時間が気持ちよいです」
ガーデニングを始めた方からよくお聞きする言葉です。ガーデニングは、型にはまらず自由に楽しめるのも魅力。ファッションと同様、ナチュラルなもの、トラディショナルなもの、モダンなものなど、好みにあわせて思い思いに楽しむことができます。
ここからは、前回の記事にも登場いただいた、「La terre×Royal Gardener’s Club」の鈴木朱美さんに、上手にガーデニングを楽しむためのポイントをお聞きしました。まず大事なのは、「自宅のお庭の環境を知る」ことだといいます。
「植物の性質を調べて、原産地の気候や環境を想像し、そのイメージにあわせて育て方を考えるとうまくいくことが多いですね」と鈴木さん。ぜひ想像力を働かせて、植物たちと向きあってみてください。
ミントやレモングラスなどのハーブは、生の葉をポットに入れて、お湯を注ぐだけで、香り豊かなハーブティが楽しめますし、お料理に使うこともできます。心地よい香りが魅力のラベンダーなどのハーブをお湯に浮かべて、アロマハンドバスで癒されるのも素敵です。
さらに最近は、そのまま食べられるエディブルフラワーも人気です。春から初夏の植えつけるナスタチウムや秋に植えつけるパンジーなどが代表格ですが、サラダなどに使えば、味も見た目も一味違う、特別感のあるメニューになりますよ。
さらにお手入れ中に摘んだ花や枝葉を使ってスワッグやリースを作るのもおすすめです。
ドライフラワーやハーバリウム、もっと手軽に押し花にするのもありです。自宅を飾るだけではなく、気持ちを込めた贈り物にもぴったりです。
お話を伺った日は、La terreのスタッフ 田島良美さんがミモザをスワッグに仕立てていました。
色鮮やかなミモザを、アストランチアと合わせて仕上げます。思い思いの植物を組み合わせて飾るのも楽しいですね。
<スワッグを上手に作るポイント>
●飾った時に後ろに来る面をフラットに組みましょう。ドライになるとしぼむのでボリュームが大切です。
●湿気や直射日光を避けましょう。カビや色褪せからドライフラワーを守り、スワッグを長持ちさせてくれますよ。
●季節の素材を選んだり、植物を組み合わせたときの配色にもこだわってみましょう。
●スワッグに適した花で作るのも大切。ドライになってもしぼみにくく、色褪せしにくい花を選びましょう。ユーカリ、スターチス、ミモザ、フィリカ、エリンジウムなどがおすすめです。
本記事まで3回にわたり、ガーデニングの魅力をお伝えしてきました。
生活の一部に花や緑を取り入れるだけで、毎日の生活がちょっと特別になります。
まずはお気に入りの植物と道具をひとつ手に入れて、小さく始めてみてはいかがでしょうか?
【Shop Info】
La terre×Royal Gardener’s Club
珍しい花苗、シックな色合いの切り花、Royal Gardener’s Clubをはじめとしたこだわりのオリジナルガーデニングツールを取り揃えているショップ。
切り花の生け込み、庭の植えつけ作業やお手入れなどのサービスにも定評があります。
不定期でスワッグやリースなどのアレンジメント制作のワークショップも開催しています。
住所:東京都世田谷区奥沢5-24-4 eisuビル自由が丘 1F
TEL:070-7470-3274
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